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CLS Bank Internationalとの当座預金取引に関する件

2002年6月14日
(議決日 2002年5月10日)
日本銀行政策委員会

日本銀行は、CLS Bank Internationalから、当座預金取引の開始の申し出を受けた。同行は、米国の法令に準拠する外国銀行(本店ニューヨーク)であり、わが国に支店を設けて銀行業を営むものではないため、「日本銀行の当座預金取引または貸出取引の相手方に関する選定基準」(平成10年6月23日決定)(注)に定める本行の当座預金取引の相手方ではないが、同行が、世界17カ国、65先の大手金融機関が外為決済リスク(ヘルシュタット・リスク)削減を目的に構築を進めているクロスボーダーの多通貨決済メカニズムであるCLS(Continuous Linked Settlement)システムを運営する決済専業銀行として設立されたこと等に鑑み、本委員会は、平成14年5月10日、同行を当座預金取引の相手方とすることを決定した。