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金融安定理事会による暗号資産関連の活動・市場及びグローバル・ステーブルコインに関するハイレベル勧告等の公表について

2023年7月27日
日本銀行

金融安定理事会(FSB)は、7月17日、暗号資産関連の活動・市場及びグローバル・ステーブルコインに関する2つのハイレベル勧告並びに関連する文書を以下の通り公表しました。

これらの文書は、FSBが2022年2月に公表した「暗号資産の金融安定に対するリスクの評価」及び2022年7月に公表した「暗号資産関連の活動に対する国際的な規制・監督に関するステートメント」を踏まえるとともに、FSBが2022年10月に公表した「暗号資産関連の活動に関する国際的な規制等に係る市中協議文書」へ寄せられた意見を盛り込んだものとなっています。

・プレス・リリース

・「暗号資産関連の活動・市場に関する規制・監督・監視のためのハイレベル勧告」(原題 : High-level Recommendations for the Regulation, Supervision and Oversight of Crypto-Asset Activities and Markets – Final report

本文書では、暗号資産関連の活動・市場に関する規制・監督・監視アプローチの一貫性・包括性の向上と、法域間の協調・連携そして情報共有の強化を企図した勧告が示されています。

・「グローバル・ステーブルコインの規制・監督・監視のためのハイレベル勧告」(原題 : High-level Recommendations for the Regulation, Supervision and Oversight of Global Stablecoin Arrangements – Final report

本文書では、FSBが2020年10月に公表した「『グローバル・ステーブルコイン』の規制・監督・監視 – 最終報告とハイレベルな勧告」に関して、勧告の適用対象の拡大、価値安定化メカニズムや償還権に関する要件の強化などを含む勧告の改訂版が示されています。

・「FSBによる暗号資産関連の活動に関するグローバルな規制枠組み:アンブレラノート」(原題 : FSB Global Regulatory Framework for Crypto-Asset Activities – Umbrella public note to accompany final framework

本文書では、暗号資産関連の活動・市場及びグローバル・ステーブルコインに関する両ハイレベル勧告の位置づけに加えて、今後のFSBの作業方針等が示されています。

・「市中協議文書に寄せられた意見の概要とその対応」(原題 : International regulation of crypto-asset activities: a proposed framework – Overview of responses to the consultation

関連サイト : 金融安定理事会ウェブサイト(外部サイトへのリンク)